専門コースについて

2017.05.13 Saturday

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    先日から募集を開始した専門コース。

     

    色々とお問い合わせを頂いているのでもう少し詳しく説明しますね。

     

     

     

    1、費用と通い方について

    技術習得費は入会する際に一括で銀行振り込みにてお支払いください。

    木型代、材料代、工具代は必要時にそれぞれ精算となります。

    費用に関しては途中で退会される場合なども含め返金は出来ません。

     

    作業日は日曜日の10:00-18:00ですが、その時間内ならどのくらい作業するかは自由です。

    12時に来てもいいですし、15時に帰るのも構いません。

    年間で6足は週1回のペースだとタイトなスケジュールになると思っています。

    作ったことのない方にスケジュールを決めてもらうのは難しいというのは分かっていますが、

    ご自身でスケジュールを立てた上で課題を消化してください。

    6足目の自由課題は作らなくても構いません。

    余裕がある方向けとなっています。

    1年間で終わらなければ、教室に通ってもらい課題を消化することも可能です。

    (教室の入会金は不要)

    お仕事の関係などで日曜日が難しくなったなどはご相談ください。

     

     

     

     

    実習内容について

     

     

     

     

     

    1、計測について

    靴を作るという作業はここから始まります。

    測り方がまずければ当然足に合わない靴になります。

    測り方は工房によって違うかと思いますが、まる歩では立った状態と座った状態、両方で計測します。

    2つの違いは足に体重がかかっているかどうか。

    同じところを計測しても数値が変わります。

    この変化の仕方が足が柔らかいか硬いかなどの足の状態や、立った時の左右のバランスなどがわかります。

    数値としてメインに使うのは立った状態。荷重しているときです。

    靴を履いている時はほぼ荷重状態ですし、足の骨格や関節の動きを考えた上でも荷重で作る方が理にかなっていると思います。

     

    計測ではフットプリントも行います。

    フットプリントは足裏がどのように接地しているかを計測する道具です。

    写真がフットプリントで撮った足の状態インソールのパッド。

    荷重が強いところが濃く写るようになっています。

    この用紙はラストを作る上でも必要ですし、インソールを作る上でも大事なものです。

    ちなみに測り方によっては足裏の筋肉のコリ方なども分かります。

    フットプリントを正確に読み取り、歩行を観察することで適正なインソールを作成できるようになります。

     

     

    2、木型(ラスト)について

    課題は6足あります。

    はじめはこちらで用意するラストを足の数値に合わせて補正してもらいラスト修正を学びます。

    その後、ソリッドと呼ばれるラストの元になる木型を削り、オリジナルラストを作成します。

    足を計測したデータを正確にラストに反映させなければ、これもまた足に合わない靴になってしまいます。

    ブーツは甲を抑える部分が多いのに対し、ローファーは抑えが少ないことが多いです。

    この2足を同じラストで作ることは難しいです。

    抑えが少なく履き口の広い靴を作成する為にはどこかで靴が脱げないように足を抑えるポイントを作らないといけないし、

    ブーツのような抑えが多い靴の場合、足を入れる行為を意識して補正しないと履いている時はピッタリ。

    でも、実際は足が入らない靴になる、ということが起こります。

    靴のデザインによってどこをどのように補正するのかしっかりと見極める必要があります。

     

     

     

    3、型紙など製甲について

    以前、とある靴の専門学校を出た方がお見えになったことがあります。

    靴の作り方を習ったけど、習ったデザイン以外の靴の作り方が分からないということでした。

    例えば、外羽根なら外羽根、ローファーならローファーと

    一つひとつを独立したものとして型紙の引き方を捉えると習った靴以外の型紙の引き方が分からなくなることがあります。

    その靴を形成する元となるラインはどれで付随するラインがどれなのか。

    それが分かればある程度どの靴の型紙も引けるようになります。

     

     

     

    4、底付けについて

    初めはセメント式で行います。

    簡単に言うと糊で接着している作り方です。

    雑誌などでセメント式は靴底の張替が出来ない、と書いているものもありますがあれは嘘ですね。

    セメント式を選ぶ理由は工程が少ないこと。

    工程が少ないということは時間もかからず費用も抑えられるからです。

    その後、ステッチダウン、マッケイという靴底を縫い付ける技法を行います。

    ハンドソーンウエルテッド式はカリキュラムでは自由製作のみとなります。

     

    以上です。

     

    専門的なことを入れようとすればいくらでも入れれるのですが、初めから難しすぎることをしても中々理解しづらいので

    初めての方向けのカリキュラムとして作っています。

     

    このカリキュラムは受講された方の靴作りの土台になるものです。

    これがすべてではありません。

    大事なことはこの土台に自分の靴作りを形にしていくことだと思います。

    受講後も分からないことがあれば聞いてください。

    ひとつひとつ分からないことをクリアにしてご自身の靴作りを形にしてもらえると嬉しいです。

    そして、靴作りを楽しんでもらいたいと思ってます。

     

    他にもご質問などあればいつでもお問い合わせください。

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