こだわりとは

2017.07.05 Wednesday

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    先日のこと。

     

    以前、納品したお客さんから「作ってもらった靴がきついから調整してほしい」とご連絡がありました。

     

    長時間履かないと分からないものですし、こういうことは当然あります。

     

    なので、当然調整します。

     

    インソールで調整することもあるし、ストレッチャーを使うこともあります。

     

    やり方は色々ですね。

     

     

    この方からの連絡は少し考えさせられるものでした。

     

    というのも、納品した際に、私としてはジャストフィットしていると思いました。

     

    正直、毎回これくらいピタッと作れるようになりたい、と思ったほどです。

     

    調整する際に履いているところを確認した時もジャストフィットだなぁと思いました。

     

    ただ、お客さんにとってはキツイ靴、それが現実です。

     

     

    おそらくですが、同じくらいのフィット感の靴を私が履けば、それは満足いく1足だと思います。

     

    普段から足に合わせた靴を履きなれていますから。

     

    同じように普段から足に合わせた靴を履いている人には、もしかしたら好評の1足だったかもしれません。

     

    より足に合わせようとこだわった1足だと思うのかもしれません。

     

     

    こだわりは大事。

     

    でも、そのこだわりが誰の為なのか。

     

    もしかしたら自分本位なものになっていないか。

     

    冷静に判断しないといけないな、と気づかされました。

     

     

    「足」という部位にこだわりすぎると、視界が狭くなって大事なものを見失う。

     

    靴を履いて歩く。靴を履いて生活する。

     

    靴は主役でなく、その人の生活を支える日常の物。

     

    こだわるべきは靴を履くその人に対して。

     

     

    きっとそれは難しいことで、答なんてないのかもしれません。

     

    難しいからやらないのか、難しいことを楽しむのか。

     

    心の持ちよう一つ。

     

    常に後者を取れるようになりたいものです。

     

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